illustrator : Shun-ichi seki
水族園の水槽に表示するイラストを種ラベルイラストと言う。水槽により種ラベルもシール状のものやアクリルプレート、金属板、後ろかライティングされたものなど展示に合わせ数種類ある。種ラベルイラストの制作過程は、水族園が展示する魚種の指示があり、実際に撮影機材持参で取材に行く。その際、飼育の方から詳細、特徴を説明していただき借りた資料などから始めに線画を仕上げる。線画は図形的な印象を正確に合わせるもので、これにOKをいただかないと着色に進めない。着色は生体の色彩を重視し雌雄や成魚・幼魚の違いなど細かな点に留意し描いていく。ラベルとしての見易さを大切にしながら正確である事も求められ思いの外時間と手間のかかる作業である。